大きい段ボールは楽天市場やAmazonでも売ってます。実店舗より安い場合がありますので確認してみてください。
引越しや大きな荷物の発送、季節物の衣類を収納する際など、不意に「大きい段ボール」が必要になることがあります。しかし、いざ探してみると、どこで手に入るのか迷ってしまうことも少なくありません。
この記事では、大きい段ボールの入手方法に悩んでいるあなたのために、無料で段ボールがもらえる場所から、購入できる店舗まで、あらゆる選択肢を徹底解説します。
スーパーや100均、購入するならホームセンターのカインズはどうなのか、またヤマト運輸や郵便局での購入方法、その他の取扱店、そして最終手段としてのAmazonや楽天の活用法まで、失敗や後悔のない段ボール探しの全てを網羅します。
大きい段ボールを手に入れる方法は、大きく分けて「無料でもらう方法」と「店舗で購入する方法」があります。ここでは、まず費用をかけずに手に入れる方法と、カインズなどのホームセンターで購入する際のポイントについて詳しく見ていきましょう。
大きい段ボールを手に入れる最も経済的な方法は、無料で譲ってもらうことです。多くの小売店では、商品の陳列後に不要になった段ボールを処分しており、一部の店舗ではこれらを無料で提供してくれる場合があります。
主な入手先としては、スーパーマーケット、ドラッグストア、家電量販店などが挙げられます。これらの店舗は日々大量の商品を仕入れるため、様々なサイズの段ボールが常に発生しています。特にドラッグストアでは、トイレットペーパーや飲料など、大きくて丈夫な箱が見つかる可能性が高いです。また、家電量販店では、テレビや電子レンジといった大型家電の梱包に使われていた、非常に大きな段ボールに出会えることもあります。
ただし、無料で手に入れる方法は魅力的な一方で、必ずしも希望通りのサイズや品質のものが手に入るとは限らないというデメリットも存在します。必要な枚数を揃えるためには、複数の店舗を訪ねる手間や時間がかかることも考慮に入れる必要があります。
多くのスーパーマーケットでは、お客様用に「ご自由にお持ちください」と書かれた段ボール置き場を設けていることがあります。しかし、スーパーでもらえる段ボールを利用する際には、いくつか注意すべき点があります。
最も気を付けたいのは、衛生面です。特に生鮮食品や香りの強い商品が入っていた箱は、臭いが残っていたり、汁が染み込んでいたりすることがあります。また、野菜の土などが付着している場合や、稀に害虫が潜んでいる可能性もゼロではありません。衣類や本など、汚したくないものを入れる際には、箱の状態をよく確認することが大切です。
さらに、スーパーで発生する段ボールは、りんご箱のような比較的小さなサイズのものが中心となる傾向があります。引越しで使うような大きなサイズのものは、バックヤードに保管されていることもありますが、常に見つかるとは限らない点を理解しておく必要があります。
「ニトリに行けば無料の段ボールがもらえる」という話を耳にすることがありますが、この情報は正確ではありません。ニトリの公式サービスとして、使用済み段ボールの無料提供は案内されていません。
ニトリでは、引越し用などに使える新品の段ボールを販売しています。例えば、140サイズの段ボールがセットで販売されていることがあります。
もちろん、他の小売店と同様に、店舗の個別判断で使用済みの空き箱を譲ってくれるケースは考えられます。例えば、大型家具を購入した際に、その商品を梱包していた箱を持ち帰れる可能性はあるかもしれません。しかし、これはあくまで店舗ごとの厚意によるものであり、ニトリに行けばいつでも無料で大きい段ボールが手に入るという確実なサービスではないのです。
店舗から気持ちよく、そして効率的に無料の段ボールを譲ってもらうためには、いくつかのコツがあります。やみくもに訪問するのではなく、少しの配慮で成功率を高めることができます。
直接店舗へ出向く前に、段ボールを譲ってもらえるか、また希望するサイズの在庫があるかを電話で確認するのが最も効率的です。これにより、無駄足を踏むのを避けられます。リサイクル業者と契約しているため提供できない、という店舗も少なくありません。
店員さんに声をかける際は、お店が比較的空いている時間帯を狙いましょう。平日の午後などは、品出し作業で空き箱が出やすく、スタッフも対応しやすいタイミングと考えられます。
店舗側にとって段ボールの提供は、本来の業務ではないサービスです。一度に大量の枚数を要求するのではなく、「2~3枚いただけないでしょうか」と謙虚にお願いするのがマナーです。譲ってもらえたら、感謝の言葉を伝えることを忘れないようにしましょう。
無料での入手が難しい場合や、特定のサイズ・品質の段ボールが多数必要な場合は、購入を検討するのが賢明です。その際の最も確実な選択肢が、ホームセンターです。
ホームセンターでは、引越しや荷物の発送で一般的に使われる100サイズから160サイズまでの段ボールが豊富に取り揃えられています。個人が最もよく利用するサイズ帯であるため、在庫も安定している傾向があります。
購入するメリットは、何と言っても品質が保証されている点です。新品で清潔なため、衣類や食器などを安心して梱包できます。また、強度も明記されている商品が多く、重い荷物を入れる際にも適した箱を選ぶことが可能です。必要なサイズと枚数を一度に確実に揃えられるため、時間や手間を節約したい場合に最適と言えます。
代表的なホームセンターの一つであるカインズでは、多様なサイズの段ボールを扱っており、特に大きいサイズを探している場合に頼りになります。
中でも注目したいのが、宅配160サイズに相当する大型の段ボールです。例えば、「高さが調節できる段ボール 3L」といった商品は、3辺の合計が約160cmに設計されており、かさばる冬物の衣類や小型の家電などを梱包するのに適しています。
このように、カインズをはじめとするホームセンターでは、引越しや大型荷物の発送といった具体的な用途を想定した商品が充実しています。実際に店舗で大きさを確認してから購入できるのも、実店舗ならではの大きなメリットです。
身近な店舗で希望のサイズが見つからない場合や、さらに大きいサイズの段ボールが必要な場合、どこを探せばよいのでしょうか。ここでは、100均や配送業者での取り扱い状況から、最終的な選択肢となるオンライン通販の利便性までを解説します。
手頃な価格が魅力の100円ショップで、大きい段ボールを購入できるのではないかと考える方もいるかもしれません。しかし、現状では100均で引越しに使えるような大きい段ボールを見つけるのは難しいと言わざるを得ません。
ダイソーなどの100円ショップで販売されている段ボール箱は、小物の整理や小さな荷物の発送を目的としたものがほとんどです。最も大きいものでも、宅配80サイズ程度の箱が一般的です。ポスターを丸めて入れるような細長い箱はありますが、衣類や雑貨を詰めるための、いわゆる「大きい箱」の取り扱いはありません。
したがって、100円ショップは小物用の梱包資材を探す場所と割り切り、100サイズ以上の大きな段ボールが必要な場合は、他の選択肢を検討する必要があります。
ホームセンターや配送業者以外にも、意外な場所で丈夫な段ボールが見つかることがあります。その一つが、オートバックスやイエローハットといったカー用品店です。
これらの店舗では、タイヤやホイール、カーナビなどの大きくて重量のある商品を扱っています。そのため、それらを梱包していた段ボールは、サイズが大きいだけでなく、非常に頑丈に作られていることが多いのです。運が良ければ、無料で譲ってもらえる可能性もあります。
ただし、これも店舗の方針やタイミング次第であり、確実な入手方法ではありません。もし近くに店舗がある場合に、選択肢の一つとして覚えておくと良いでしょう。
宅配便サービスを提供するヤマト運輸では、荷物を発送するための梱包資材として、オリジナルの段ボール箱「クロネコボックス」を販売しています。ヤマト運輸の営業所や一部の取扱店で購入することが可能です。
サイズ展開は豊富ですが、注意点として、販売している段ボールの最大サイズは、ヤマト運輸が配送できる荷物の最大サイズとは異なる場合があります。一般的に営業所で購入できるのは140サイズ程度までです。
クロネコボックス名称 | 3辺合計の目安 | 料金(税込) |
---|---|---|
クロネコボックス(6) | 60cm | 140円 |
クロネコボックス(8) | 80cm | 160円 |
クロネコボックス(10) | 100cm | 220円 |
クロネコボックス(12) | 120cm | 260円 |
クロネコボックス(14) | 140cm | 370円 |
これらの箱は、ヤマト運輸のサービス規格に合わせて作られているため、サイズ計測の手間が省けるというメリットがあります。
日本郵便も、ゆうパックの発送に使える専用の段ボール箱を全国の郵便局窓口で販売しています。こちらも、ヤマト運輸と同様に、梱包の手間を省きたい場合に便利な選択肢です。
郵便局で購入できるゆうパック用の箱は、「小(60サイズ相当)」から「特大(120サイズ相当)」までの4種類が基本です。ゆうパック自体は最大170サイズまでの荷物を送ることができますが、窓口で販売されている箱の最大は120サイズである点に注意が必要です。
ゆうパック用箱の名称 | サイズの目安 | 料金(税込) |
---|---|---|
小 | 60サイズ | 100円 |
中 | 80サイズ | 140円 |
大 | 100サイズ | 220円 |
特大 | 120サイズ | 380円 |
120サイズよりも大きな箱でゆうパックを送りたい場合は、自分で箱を用意する必要があります。
ホームセンターや配送業者でも見つからないような特大サイズや、特定の強度を持つ段ボールが必要な場合、最も確実で豊富な選択肢を提供してくれるのが、Amazonや楽天市場といったオンラインマーケットプレイスです。
オンラインの最大のメリットは、その圧倒的な品揃えにあります。160サイズはもちろん、180サイズ、200サイズといった、実店舗ではまず見かけないような特大サイズの段ボールも、1枚から購入することが可能です。また、重いものを入れるための「強化材質」の箱や、引っ越しに便利な取っ手付きの箱など、専門業者ならではの多様な商品から選べます。
自宅まで配送してくれる手軽さも大きな魅力ですが、送料がかかる場合があること、そして注文から到着までに日数がかかる点は考慮しておくべきです。急ぎでなければ、オンラインでの購入が最も賢い選択と言えるでしょう。
この記事では、大きい段ボールの様々な入手方法について解説しました。最後に、全体の要点をまとめます。